YouTubeのコメント欄で不具合がおきていることは、一部のコミュニティにおいて誰でも認識していることなのだが
ネットニュースなどでは全く報じられていないので、記事を書いておこうと思った。
実際にどのような不具合が起きているのかについて、箇条書きにしておく。
①他人の個人情報(住所、名前、交際歴など)を書きこむコメントがあるが、
YouTubeに通報してもそのコメントが削除されず、長時間にわたって個人情報が晒されているケースがある。
⓶ヘイト、誤った医療情報などではないにもかかわらず、特定ワード(新型コロナ、ワクチン、安倍、天皇など)を含むコメントが削除される。
③⓶は数秒で削除されて自分でも見えなくなるのだが
書いたコメントが自分にしか見えず、他者から見えないというケースが頻繁にある。
(コメントを書くたびログアウトして、反映されているかどうか確認する必用がある。)
③通知からしかよめないコメントがある。
YouTubeではコメントに返信がつくと通知がくる。その通知をクリックすれば返信はよむことができ、返信もできるが
通知からではなく、普通にそのチャンネルを開くと、返信通知が見えないケースがある。
(表示されていない返信コメントがあるので、第三者からみれば、独りごとのように見える)
※ブロックしていない人からの返信コメントでもそういう状態になる。
④ヘイト、誤った医療情報などの内容ではないにも関わらず、リンクが貼れないことが多い。
(自分のチャンネルのコメント欄にリンクを貼ることはできる。)
米Google傘下のYouTubeは8月25日(以下現地時間)、機械学習を活用してポリシー違反のアップロード動画を発見するシステムにより削除した動画の件数が、1~3月が571万件だったのに対し、4~6月は1084万件で倍増したと発表した。
4~6月の動画削除件数は約1140万件で過去最高を記録。そのうち自動削除によるものが1084万件に上った。1~3月の動画削除件数は全体で611万件で、そのうち自動削除件数は571万件だった。
YouTubeは通常、システムが自動的にチェックしたポリシー違反の動画を人間が確認して削除している。
同社は新型コロナの感染拡大を受け従業員の自宅勤務を推進。投稿された動画のチェックに割ける人員の確保が難しくなったとして、3月にはシステムで動画を自動チェックする比率を高める方針を示していた。
人員の制限を受け、チェック漏れがあっても人間による確実な判断ができる範囲に制限して動画を削除するか、ポリシー違反ではない動画を間違って削除する可能性があってもシステムで迅速に削除を行うかの選択を迫られたという。
同社は正確性よりもYouTubeコミュニティーの安全性を優先するとして、システムによる動画チェックの割合を増やした。代わりに動画削除に対するクリエイターからの異議申し立てには迅速に対処できるようリソースを配分したという。申し立て件数は動画削除件数の3%未満で、半数は削除を取り消した。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2008/26/news087.html より引用
これはYouTubeに投稿される動画についてであるが、動画に寄せられるコメントについても同様のAIによる削除や、特定の人にしか見えないようにするシステムが行われているのだ。
正確性よりも、迅速な削除を優先させているわけだが
コメントの削除や、特定の人にしかみえないという問題に対し、利用者がYouTubeに対して申し立てを行うことができない。
大変利用しづらく、表現の自由や、コミュニケーションを阻害するものであるので
YouTubeは反省して、正常なシステムとなるよう対処していただきたい。
- 関連記事
-
スポンサーサイト