fc2ブログ
2024 04123456789101112131415161718192021222324252627282930312024 06

トンデモもののけ辞典80 送り拍子木⓶

1⃣反響(エコー)と残響(リバーブ)は基本的には同じ

前回の記事、トンデモもののけ辞典79 送り拍子木 で、説明不足の点があったので(スイマセン!)補足記事を書こうと思う。


上の記事(オモシロイです)に次のような内容が記されている。

①普段我々が聞いている音のほとんどが「本当の音」ではない。
⓶我々が普段聞いている音というのは、「本当の音」(元の音)に「残響」が加わった音。
③音が発生すると、その音は耳に向かって直進する。そして耳に到達すると「聞こえた」ことになる。
④音源で発生した音は、すべてが耳に向かって直進するわけではなく、全方向(同心球状)に拡がっていく。
「耳に向かわなかった音」は近くの壁などに当たってから跳ね返り、耳に入ってくる。(反響/エコー)
⑤反響は、余計な経路を通ってくるため、「本当の音」(耳に直接入ってくる音)よりも遅れて聞こえてくる。
⑥「反響」は近くの壁に反射してくる音もあれば、遠くの壁に反射してくる音もある。
あちこちの壁に反射してからやっと届いたり、別の家具などに反射して聞こえてくる音もある。
それらの音は、通ってきた経路の長さがちょっとずつ違うから、遅れかたもちょっとずつ違う。
「無数の反響がちょっとずつズレて聞こえてくる音」を、「残響」(リバーブ)という。
⑦山で「ヤッホー!」と叫んだときに、しばらくして「ヤッホー!」と一つ戻ってくるのが「反響」
⑧風呂場で「ヤッホー!」と叫んだときに、「ヤッホーォォォォゥ」と語尾につく「ォォォォゥ」が「残響」


2⃣1.63秒で音が戻ってくるのに必要な距離

1⃣で山彦とは反響のことであるが、基本的には残響と同じ現象であることがわかった。
反響と残響の違いは、耳に入ってくる時間の差だといえるだろう。
時間差が小さければ「ヤッホーォォォォゥ」と聞こえ(残響)
時間差が大きいと輪唱のように「ヤッホー…ヤッホー」と聞こえるわけだ。(反響)
時間差が生じるのは、音の発生源と、音を反射する岩、壁などとの距離だ。

上の動画は和歌山県日高川町の有名なヤッホーポイントで反響実験をしたものである。
(参考になりました。ありがとうございます!)


上の地図向かって左上にある「拡大地図を表示」をクリックするとグーグルマップに飛ぶ。
そしてヤッホーポイントとある青丸のところにカーソルを置き、右クリックすると「距離を測定」とでてくる。
ヤッホーポイントからの距離を測定したい場所にカーソルを持って行ってクリックすると、距離が測定できる。

声を反射する岩の場所がどこにあるのかわからないが、対岸まで一番近い場所までは約200m、一番遠い場所までは約360mである。

「やまびこ」が、何秒で返ってくるかを機械で測定してみると、1.63秒ということがわかりました。
とある。

音の速さは約340m/秒 

1:1・63=340:X
X=340✖1.63=554.2m

554.2mは往復の距離なので、2で割った約277.1mぐらいのところに反射する岩や壁があると、
約1.63秒で山彦が帰ってくるということになる。

3⃣北割下水と南割下水に挟まれた田圃?の距離


上記リンク先の本所深川町屋絵図(旧幕府引継書)に北割下水と南割下水の位置が示されている。
その北割下水と南割下水の間、大横河と横十間川に挟まれた場所に広い土地がある。
地図が小さくて文字が読めないのだが、これは田圃か畑ではないかと思うのだが、どうだろう?

その広い土地は、横十間川と大横川に挟まれた場所にある。


 
 上の地図の向かって右が横十間川、中央付近にあるのが大横川である。
横十間川と大横川間の距離は980mほどである。
するとその広い土地は700mほどあるだろうか。

これだけ距離があれば、声が返ってくるのに時間がかかって残響というよりは反響になりそうである。

 割下水でおこった怪異を見てみよう。

江戸時代の割下水付近を、「火の用心」と唱えながら拍子木を打って夜回りすると、打ち終えたはずの拍子木の音が同じような調子で繰り返して聞こえ、あたかも自分を送っているようだが、背後を振り向いても誰もいないという話である[1][2]。実際には、静まり返った町中に拍子木の音が反響したに過ぎないとの指摘もあるが[1][2]、雨の日、拍子木を打っていないのに拍子木の音が聞こえたという話もある[1]。

この怪異は田畑のある広い場所で拍子木を打ち、それが西側の民家の壁にあたって跳ね返り、
残響というよりは山彦のような反響となって帰ってきたものと考えられるのではないだろうか。

夜、マンションの廊下などを歩いていて、他の人の足音が聞こえる、と感じ
よく確認してみると自分の足音だった、という経験もよくある。

『本所七不思議之内 送撃柝』(送り拍子木)三代国輝・画

『本所七不思議之内 送撃柝』(送り拍子木)三代国輝・画

関連記事
スポンサーサイト




コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://arhrnrhr.blog.fc2.com/tb.php/840-53be93dd