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トンデモもののけ辞典61 馬の足・うましか ※追記あり


1⃣馬の足

馬の足(うまのあし)とは、夜道を歩いているときに遭遇するといわれる日本の妖怪。馬の足が木の枝になぜかぶら下がっているような姿で出現し、不用意に近づくと蹴り飛ばされるといわれる。
福岡県では夜に塀から突き出した木の枝などから現れたという[1]。福岡県久留米市原古賀町では、かつて多くの木々が茂り、後に木が切られて根ばかりになった地があったが、この地でタヌキが通行人を化かし、真夜中には長さ1丈(約3メートル)の馬の足をぶら下げたという[2]。
また山口県の怪談集『岩邑怪談録』によれば、雨の夜、安達氏という家の垣塀から馬の足が突然突き出したと記述があり、前述の福岡の伝承とほぼ同じものと見られている[3]。


※追記

『岩邑怪談禄』

江戸時代に著作された岩国の怪談を明治時代に編集した、挿絵付きの『岩邑(がんゆう)怪談録』が岩国徴古館に所蔵されています。


2⃣妖怪・馬の足は折れた木の枝?

馬の足が木の枝になぜかぶら下がっているような姿で出現し、不用意に近づくと蹴り飛ばされるといわれる。
というのは、そりゃあ、折れた木の枝だろうと思った。

競馬

馬の細い脚は木の枝を思わせる。
茶色の毛の馬は特に。
折れた木の枝が他の枝にひっかかるなどして、ぶら下がっていて、
近づくと風で揺れて頭や体にぶつかったりするのだろうと。

3⃣「馬の足」は『馬脚を露わす」ということわざの妖怪?

しかし、まてよ。
「馬の足が木の枝になぜかぶら下がっているような姿で出現し」
というのは、まさしく「馬脚を露わす」ということである。

「馬脚」とは、芝居で馬の足を演じる役者のことである。は芝居で馬の足の役者が見せてはいけない姿をうっかり見せてしまう意からで、つつみ隠していた事があらわれる、ばけの皮がはがれるという意味である。


「馬の足」とは、この「馬脚を露わす」という慣用句の妖怪かもしれない。

「慣用句の妖怪なんて変」と思われるかもしれないが、「うましか」という妖怪もいる。


尾田郷澄『百鬼夜行絵巻』で描かれている「馬鹿」(うましか)

尾田郷澄『百鬼夜行絵巻』で描かれている「馬鹿」(うましか)

衣服を着て前足を左右に広げ、目の玉が上に向かって飛び出した馬の姿で描かれている。前足の蹄はふたつに割れており鹿であることを示しているようである。江戸時代に描かれた絵巻物『百物語化絵絵巻』(1780年[1])[2]に描かれているのが確認されている。江戸時代に描かれた絵巻物のひとつである尾田郷澄『百鬼夜行絵巻』[3]や、『化物尽絵巻』(国際日本文化研究センター所蔵)[4]にも全くおなじ姿勢で同画題は描かれている。

絵巻物にしか見られない同様の妖怪たちの例とおなじく、どのようなことをする妖怪であるのかは絵巻物にも示されていないため、具体的な意図や来歴の詳細は不明である。1990年代までは尾田郷澄『百鬼夜行絵巻』における独自に描かれた妖怪と見られていたが、いそがしや白うかりのように他の妖怪絵巻の類にも前後して描かれている事実が確認出来た妖怪のひとつである[2]。「馬鹿」という言葉の漢字表記から連想されて描かれたものであると見られている[3]。


「馬鹿」という言葉の漢字表記から連想されて描かれたものであると見られている[3]。
とある。

つまり、「うましか」とは「馬鹿(ばか)」という言葉、またはその言葉が表す状態を妖怪化したものだと考えられる。
言葉の妖怪がいるのであれば、慣用句の妖怪がいてもおかしくはない。








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