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トンデモもののけ辞典59 浮き物

蜃気楼(鳥山石燕 『今昔百鬼拾遺』)


1⃣浮き物

5月から6月頃花曇のような日、海上に巨大魚とも陸地ともつかない物体が浮かんで見える「浮き物」(うきもの)と呼ばれる怪異が伝わっている。おおよそ特定の場所に現れるが、海面を移動することもあり、人が近づくと消え去ってしまうという[9]。魚または海鳥の群れ[9]、未確認の巨大魚などの説がある[10]。


この怪異がみられるのは、粟島という新潟県にある島である。


2⃣浮き物は蜃気楼?


これはずばり、蜃気楼の事ではないだろうか。

こういう記事がある。

新潟沖に蜃気楼出現か

下は富山県魚沼市の蜃気楼である。富山の蜃気楼が有名だが、新潟でも蜃気楼が出ることがあるのだ。



富山の蜃気楼について説明された記事があった。


蜃気楼は、空気中で光が屈折するために5~20km離れた景色が実際とは違う形に見える現象で、上位蜃気楼(=春の蜃気楼)と下位蜃気楼(=冬の蜃気楼)の2種類があります。


春の蜃気楼(4月から5月に多い)は、実際の風景の上側に、伸びたり反転した虚像が出現します。富山湾の海面上に冷たい空気が層をつくり、その上の暖かい空気とのあいだで急に密度が変わるときに出現します。以前は、立山連峰から富山湾に流れ込んだ春の雪どけ水が空気を冷やすと考えられていましたが、近年は、雪どけ水はほとんど関与せず、気温や風の動きが最も密接に関与していると考えられています。


冬の蜃気楼(11月から3月に多い)は春とは逆に、実際の風景の下側に反転した虚像が見えます。これは、冬の冷たい空気が暖かい海水に接するところで暖められ、春とは逆の温度勾配になり、光の屈折の仕方も逆になるのが原因です。


~略~


富山湾で上位蜃気楼の出やすい条件



時期:(3月下旬~)4月~5月(~6月上旬)

時間:午前11時ごろ~午後4時ごろ(それ以前、それ以後の例外もある)

気温:18度以上の場合が多い(朝の冷え込みがあって日中の気温が上がるのがよい)

風 :魚津の海岸で北北東の微風(おおむね風速3m以下)

天候:移動性高気圧の中心が本州の東の海上に抜けて当日は晴れ、翌日頃から天候が崩れそうな日。

https://www.city.uozu.toyama.jp/nekkolnd/shinkiro/index.html より引用


富山湾で上位蜃気楼の出やすい時期について、(3月下旬~)4月~5月(~6月上旬)

と記されているが、粟島の浮き物が出る時期は5月~6月となっている。

また、動画やリンク先の写真をみればわかるように、若干海面から浮き上がったように見える。


海面を移動するとあるが、

https://www.city.uozu.toyama.jp/nekkolnd/shinkiro/index.html

↑ こちらには船の蜃気楼の写真もある。船の蜃気楼ならば動くのではないだろうか。


蜃気楼は5~20km離れたところにあるものが光の屈折で見える現象、ということは、粟島から本州が蜃気楼となって見えたのではないか。


花曇りの日に出現するとあるが、花曇りとは明るい曇りのことである。
蜃気楼の映像をみると、スカッと晴れているというよりは、薄い雲がかかっているようにみえる。



↓ 蜃気楼を描いた浮世絵、蜃気楼をつくる実験などあって、とても面白かった。



ぜひこの目で蜃気楼をみてみたいものだ。






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