a | 名古屋市の石神社ではミシャグジ様に杓子を奉納する習慣がある。 | ミシャグジ様とは御石神様のことではないか。 御石神→ミシャクジン様→ミシャグジ様と転じた? |
b | 物部氏の祭祀する神社は本殿をもたず拝殿より直接磐座を拝する神社が多い。 磐船神社・星田妙見宮など。大神神社も物部氏の神である可能性が高い。 | 神殿を持たず磐座をご神体とする物部氏の祭祀する神ではないか。 |
c | 横浜市の社宮司社は「咳の神」「おしゃもじさま」と呼ばれている。 | 石と咳はどちらも「セキ」とよむ。 |
d | 大阪市四天王寺に石神堂・咳の地蔵尊がある。 また物部守屋を祀る守屋祠がある。
| 聖徳太子が創建した四天王寺は物部守屋を鎮魂する寺ではないか。 (聖徳太子は物部守屋との闘いに勝利して四天王寺を建立した。) |
e | 諏訪大社の御祭神はミシャグジ様(御石神様)。 長野県諏訪地方では洩矢神が厚く信仰され、ミシャグジ神と同一視されている。 | 洩矢と守屋は発音が同じである。 洩矢神=ミシャグジ様は物部守屋ではないか。 |
f | ミシャクジ様は疳の虫を切る神として鋏の絵を描いた紙を お供えする習慣があった。 | 杓子をひっくり返すと酒の燗の形になる処から、ミシャグジ様は疳の虫の神としても信仰されたのではないか。 |
g | 四天王寺に関係の深い一心寺の本多忠朝の墓は酒絶ちの神として信仰され杓子が奉納されている。 | 杓子の杓が酌に通じる。また杓子をひっくり返すと燗の形になるところから、酌または燗を絶つ神として信仰されたのではないか。 |
h | 聖徳太子を祀る祇園祭太子山の民家に疳の虫の薬「奇応丸」の看板があげられている。 | 聖徳太子は疳の虫の神として信仰されたのか。 |
i | 聖徳太子を祀る橘寺に杓子が奉納されていた。 | 聖徳太子はミシャグジ様として信仰されたのか。 |
J | 多賀大社には杓子を奉納する習慣がある。 | 多賀大社はミシャグジ様か。 |
k | 多賀大社の別院・胡宮神社の「胡」は「首」「異民族」などの意味がある。 | 胡宮神社・多賀大社は首の神、異民族の神か。 杓子は人間の首を思わせる形をしている。 |