平昌オリンピック日本男子のダブル表彰台の興奮がまださめやらぬうちに、フィギュアスケート世界選手権が行われましたね~。
最も注目していたのは樋口新葉選手。
彼女はオリンピック選考の基準を満たしていたのですが、オリンピック代表には全日本で優勝した宮原知子選手と、全日本で2位だった坂本花織選手が選ばれ、樋口選手はオリンピックに出場することができなかったのです。
日本スケート連盟の選考基準は次のようになっていまいた。
①全日本選手権優勝者・・・
宮原選手②全日本2、3位。・・・
坂本選手 紀平選手(年齢制限により出場資格なし)
③グランプリ(GP)ファイナル上位2人・・・
宮原選手(5位)
樋口選手(6位)④全日本終了時点での国際スケート連盟(ISU)の世界ランキング、今季世界ランキング、今季自己最高得点の上位3人(いずれも全日本優勝者を除く)
世界ランキング・・・5位の
宮原選手(5位)・本郷理華選手(9位)・
樋口選手(11位)今季自己最高得点・・・
樋口選手(217.63点)・宮原選手(214.03点)・
坂本選手(210.59点)日本女子シングルはオリンピック2枠、オリンピック後の世界選手権も2枠しかありませんでした。
そこで連盟はオリンピックは坂本選手、世界選手権は樋口選手と振り分けたんですね。
(宮原知子選手はどちらにも出場)
樋口選手は、ほんのちょっとしたさじ加減でオリンピック出場を逃したといえ、それは悔しかったことでしょうね。
それで落ち込んでいないかと心配していたんですが、代表発表後のインタビューで 「(世界選手権ではオリンピック代表に私を選ばなかったことを)後悔させるつもりで滑る」 と発言したと聞き、「もう前向きになっているんだな」とほっとしました。
「後悔させるつもりで滑る」という発言は一部で批判もあがっていたようですが、擁護する声の方が多かったように思います。
私が学生だったころ、ひとりのクラスメイトのちょっとした発言が生意気だといって、1年間いじめたおした数人のグループがいたことを思いだします。
クラスのほとんどの人は「別に生意気でもなんでもないやん」と思っていたと思います。
だけどいじめをする人は、変に積極的なところがあるのでめだってしまい、多くの人に嫌われているみたいなイメージになってしまいがちなんだと思います。
(実際にはいじめグループのほうが嫌われていたと思う。)
樋口選手の発言を批判する人も、変に積極的なんで目立ちますが、数としては少ないんじゃないかと思いますね。
それに連盟の人もオリンピックに彼女を選ばなかったことを後悔するような演技を見たいと思っているはずです。
いい大人が一高校生のちょっとした言葉の揚げ足取りするほうがみっともない。
(フィギュアスケートファンの大半は中年女性)
生半可な根性じゃ、「後悔させるつもりで滑る」なんて言えないですよ。
世界選手権で結果出せなかったら「大口たたいたのにできなかったじゃん」と叩かれるのが目に見えているからです。
彼女は「後悔させる」と発言することで自分を追い込もうとしたんじゃないかなと思います。
さすが、一流のアスリートだなあ~。
その結果はショート8位からフリーで追い上げて銀メダルという素晴らしい結果で、アンチを黙らせてしまいました。
結果だけでなく演技そのものも素晴らしかったと思います。
次々にダイナミックなジャンプを決め、ステップやスピンにもスピードとキレがあって新葉ボンドの魅力炸裂でした❤
世界選手権男子シングルでは宇野昌磨選手、足のケガもあってまさかの3コケ!
ですがこけてもこけても4回転ジャンプに挑む姿にじーんとなりました。
最後まで集中力も切れていませんでしたね。3コケであれだけ感動できる演技というのはなかなかないのでは。
びっくりなのが、羽生弓弦選手辞退、無良 崇人選手引退で急遽出場が決まった友野一希選手。
2度の四回転サルコウを決めるなどして総合5位ですよ!
フリーだけなら3位です!
笑顔が素敵なフィギュアスケーター・友野一希の名前は世界中の人の記憶に刻まれたはず。
えー、今シーズンも感動てんこもりだったフィギュアスケートですが、ショックな出来事もありました。
ロシア・リブニツカヤ選手の拒食症・引退。
アメリカ・ゴールド選手の拒食症。
中国の
李子君選手も引退しましたが、もしかしたら拒食症?
そして宮原知子選手、ケガが回復して復帰しましたが医者に「骨がすかすか」だと言われたとか?
骨粗しょう症ということでしょうか?
鈴木明子さんもかつて拒食症だったそうですが、拒食症が治って試合に出るようになってからも、シーズン中は生理がなく、シーズンが終わると生理が始まるとおっしゃっていました。
選手たちがダイエットに励むのは、見栄えをよくするということ、痩せているほうがジャンプが飛びやすいということがあるんでしょうか?
ですが、そんなに痩せていない選手もいます。
オズモンド選手は背が高いので見栄えがしますが、ヒップなど結構ボリュームがあるように見えます。
樋口選手もそんなに痩せているように見えません。
しかしふたりともダイナミックなジャンプを飛びます。
過去をさかのぼると、伊藤みどりさんなんかも、決して痩せているようには見えませんが、男子以上の高さのあるジャンプを飛んでいました。
この伊藤みどりさんが歴代女子フィギュアスケーターの中で最も優れた選手であるというのが私の意見ですが、多くの人がこれに賛成してくれると思います。
体操などでも、一時期子供のような体形の選手が多かったですが、村上茉愛選手は女性らしい体形でシリバスを決め、床で金メダルをとりましたね。
痩せていなくても、ジャンプは飛べるんじゃないでしょうか?
見栄えといいますが、宮原知子さんは体重を3kg増やした今のほうが見栄えもよくなっています。
痩せすぎて、演技がジュニア選手のように見えてしまう選手もいます。
李子君選手は手足が長く、可憐な印象ですが、パワー不足のように感じるときもありました。
十代の後半の女性は第2次成長期にあたり、どうしても体重が増えがちなんですね。
私もこのころは今より5kgも体重がありました。
体重を気にしてダイエットすると生理が止まってしまうということもあります。
フィギュアスケーターはグラビアアイドルではなくアスリートなので、ファンの方はルックスではなく演技を評価してあげてほしいです。
また素人がえらそうなこと言うようですが、選手が痩せすぎて拒食症になったり、骨粗しょう症になったりすることがないようにサポートしてほしいと思います。
痩せていなくてもジャンプは飛べると思います。
お読みくださってありがとうございました。
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[2018/03/26 13:23]
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