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豊洲移転問題は『空気』と『東京都の嘘の説明』が問題なのでは? 

①豊洲の汚染水は飲むわけではないので問題がない。
②メディアが小池都知事をもちあげている。
③石原慎太郎氏に責任はない。
④小池都知事は豊洲移転を遅らせることで、風評被害を広げ、豊洲の莫大な維持費を無駄にしている。


ネット上でこのような意見をよく見かけますが、私は意見が違います。

(い)豊洲のベンゼンは地下水ではなく、空気が問題なのでは?

豊洲の地下水は飲み水の環境基準の100倍を上回るベンゼンが検出されました。
もちろん、この地下水は飲むわけではありません。
排水基準も超えていますが、排水基準にまで浄化して排水すれば問題がないということは、多くのジャーナリストがおっしゃっています。

確かに地下水の汚染そのものは問題がないと思います。
しかし、ベンゼンは気化しやすいと聞きました。
土壌や地下水に含まれるベンゼンが気化して空気を汚染しないのでしょうか?

ある専門家は「気化すると大気に紛れて薄くなるので大丈夫」と言っていました。
別の専門家は「気化すると大気に紛れて薄くなるというレベルのベンゼンの量ではない」と言っていました。
どちらが正しいのでしょうか?

飲み水や排水に基準値があるように、大気中に含まれるベンゼンの量にも環境基準があります。

豊洲は水ではなく、空気が問題なのではないでしょうか?


(ろ)なぜ都の説明は実際と違っていたのか?

豊洲の問題は汚染された地下水のほか、都の説明と実際が異なっていたという点があります。
なんかこの問題を軽く見ている人が多いなあと感じます。
全く無視されているジャーナリストもいますね。

しかし、これは大きな問題であると私は思います。
いうまでもないことですが、東京都は都民の税金で豊洲市場を作っているわけですから、都民には真実を話さなければならないはずです。
今回の件で、東京都は都民の信頼を大きく失ったといえるでしょう。

このような都の体質を改善するためにも、百条委員会が開かれたのはよいことだと思います。

石原慎太郎さんの健康状態をあげて、このような健康状態であるのに証人喚問を行うのはひどい、という方もいます。
しかし百条委員会にでられないような健康状態なのであれば、医師に診断書を書いてもらうなどの方法もあります。

別に私は石原さんが悪いというつもりはないです。
ただ、元都知事としてきちんと説明するべきだとは思います。

もちろん、豊洲の維持費が無駄にかかっていることも問題ではあります。
小池知事も豊洲移転を決断できない理由を、きちんと説明されるべきだと思います。



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[2017/03/21 18:30] つれづれなるままに | トラックバック(-) | コメント(-)