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シロウトが高松塚古墳・キトラ古墳を考えてみた。 番外編 某所の天文図に悩まされた件(笑)



トップページはこちらです。→ ①天智・天武・額田王は三角関係?

①天文図は北を上にした場合、向かって右が西、向かって左が東

キトラ天文図と実際の夜空とを比較するために、私は某所に置かれてあった説明板の写真を使わせてもらおうと思っていた。
写真は後でお見せする。
この図のせいで(いや、私がうっかりしているのかな?笑)私は4日も悩まされることになった。

まずキトラ天文図を見てみよう。

キトラ古墳 天文図

キトラ天文図

地図は北が上、南が下、向かって右が東、向かって左が西になっている。
天文図は北を上にした場合、南が下、向かって右が西、向かって左が東になる。
キトラ天文図もそうなっている。
地図と天文図は東西の左右が逆になるのだ。

なぜそうなるのか。
地図は地面を見下ろす形で見る。一方、空は見上げる形で見る。
北向きに立って、地面(地図)を見た場合、上が北になる。
一方、北向きに立って空を見た場合、上が南になる。
しかし北向きに立って見下ろしても、見上げても、向かって右が東・向かって左が西で在ることは変わらない。

図1
天球図と地図

下の図の上部のだ円は、上の図左上に描いた天球外側ではなく、天球内側(天球図]であることに注意してみてほしい。
天球図の円の輪郭は地平線である。

天球図 &地図

②東西が逆になった天球図?

下は私が悩まされた、某所にある説明板に描かれた天球図である。

図3
枚方市 観音山公園近くの説明版

この説明板の図をパッと見ると、下の図(図4)のような天球図の北側半分を切り取ったものだと思うのではないだろうか。

図4
天球図?

しかし、上の図のように、説明板の下に南側半分があると考えると、天文図としては東西が逆になってしまう。
地図として見た場合には東西はこれで正しいのだが。

③某所説明板の東西南北は地面の東西南北を表している?

ということは、ここに記されたW(西)、N(北)、E(東)は地面(地図)の方角を表しているのかもしれない。
とすれば、半円は天球を表すのではなく、ただのモニュメントの形であって、北を望むとアルタイル・ベガ・デネブがこんな風に見えるということを示しただけなのかもしれない、と思った。

つまり天球図にすると下の図のようになっていることを示したものだろうか?と思ったのである。↓

図5
某所の説明板

上の図を180度回転させて北を上にすると次の図のようになる。
(星の位置と「名前を記した文字」が小さくて読みにくいので赤で付け加えた。)

④「2021年8月4日21時頃 東京の星空」と「某所 説明板の天球図」を比較してみた。

図6
某所の説明板

某所 説明板の「夏の北の夜空」

下の図は https://www.nao.ac.jp/news/blog/2021/20210811-milkyway.html この記事を参考にして私が描いたものである。
(正確な図ではないことに注意)

図7
夏の大三角と天の川

2021年8月4日21時頃 東京の星空

上の図7と図6と比較してみよう。
『某所 説明板の「夏の北の夜空」』ではアルタイルが向かって右、ベガが向かって左、デネブが下にあるのに対し
『2021年8月4日21時頃 東京の星空』ではアルタイルが向かって左、ベガが向かって右、デネブが上にある。

星空は天の北極を中心に1日で反時計回りに1回転する。
つまり、時刻によって星の見える方向は変わる。

そこで、『某所 説明板の「夏の北の夜空」』を180度回転させて、アルタイルが向かって左、ベガが向かって右、デネブが上に来るよう動かしてみたのが次の図である。

図8
某所の説明板

アルタイル、ベガ、デネブの位置関係は「2021年8月4日21時頃 東京の星空」とほぼ同じになる。

⑤某所 説明板は午前9時頃の空?

ここで、あることに気がつく。

図7は「2021年8月4日21時頃 東京の星空」である。
図6の撮影場所は大阪府だが、東京とそんなに星空の見え方がかわるわけではない。
大阪においても、2021年8月4日時頃の星空は、若干のずれはあるだろうが「2021年8月4日21時頃 東京の星空」とほぼ同じように見えるだろう。

先ほども述べたように、星は天の北極を中心にして反時計回りに回る。
1回転(360度回転)するのに要する時間は(約1日=24時間)である。
ということは、180度回転するのに要する時間は12時間である。

図6は「夏の北の夜空」というタイトルだが、図7「2021年8月4日21時頃 東京の星空」に一致させるためには
図を180度回転させる必要があった。
ということは、21時から12時間後、または12時間前の午前9時ごろの空ということになってしまう。
午前9時の空は夜空とはいえない。
既に太陽が昇り、星は見えなくなっているころだ。
これはありえない。

ということは、某所の天球図は、夜21時ぐらいの空(「2021年8月4日21時頃 東京の星空」と同様の空)を描いたものであり、
天球図は図4の北側半分を切り取ったもので、図9、図10のようにE(東)とW(西)を誤まって左右逆に描いてしまったのではないだろうか。

図9

某所の説明板

図10

天球図

図10は図7とほぼ同じである。

図7
夏の大三角と天の川

某所の説明板は南向き(見る人は北を向いて説明板を見る)で、実際の東西に合わせて設置されていた。
しかし、そうではなく、この説明板は方角を訂正した上で、北向き(見る人は南を向いて説明板を見る)にして、
実際の東西に合わせて設置するべきだったのではないだろうか。

E・W・Sの文字は「地図の方角を記しただけ」なのかもしれないが、そうであるとしても紛らわしい。

南から夏の北の夜空を見た場合、夏の大三角(アルタイル、ベガ、デネブを結んでできる三角形)は説明板のような形にはならず、説明板を180度回転させたような形で見えるのではないだろうか。

図10
天球図

↓ 南から北の夜空を見たとき                           ↓北から南の夜空を見たとき
天球図? 天球図

自信がありません(汗)。何か勘違いしていたら、ご指摘お願いします。


シロウトが高松塚古墳・キトラ古墳を考えてみた。㊵高松塚・キトラの白虎・青龍は江西大墓・江西中墓に似ていない
。 へつづく~


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