
太陽の木 と 月の木⑥ 三光門の黄色い円は星? よりつづきます~
①クリスマスはミトラ教の冬至祭をキリスト教がとりいれたもの。
クリスマスはイエス・キリストの誕生日だとされているが、聖書にはキリストの誕生日についての記述はない。
クリスマスは異教であるミトラ教の冬至祭を、キリスト教が取り入れたものだといわれている。
古代ローマ人が信仰していたミトラ教では、冬至から3日目の12月25日に冬至祭を行う習慣があったそうである。
その後、ローマではミトラ教は衰え、変わってキリスト教が信仰されるようになっていくが
ミトラ教の冬至祭はキリスト教のキリスト生誕の日として受け継がれた。

②冬至は太陽の南中高度が最も低くなる日
冬至(12月22日ごろ)とは太陽の南中高度が最も低くなる日のことである。
https://keisan.casio.jp/exec/system/1185781259
上のサイトを使って太陽の南中高度を知ることができる。

③歳差運動
地球の回転軸は、コマの回転軸がぶれるようにぶれており、これを歳差運動という。
地球の歳差運動の周期は約25800年で、この歳差運動の影響で北極星は変化する。
また、現在北半球では見ることのできない南十字星が過去には見えていたこともあるようである。
下の動画では、2000年前の本州では南十字星が見えていたといっている。
④古代ローマでは南十字星が見えていた。
現在、地中海沿岸あたりでは南十字星は見えないが、
地球の自転軸が約25800年の周期でコマが首を振るように回転している(歳差運動)ので、
古代ローマでは南十字星が見えていたという。
古代の地中海沿岸地方で観測される南十字星の南中高度は低かったはずである。
そして冬至のころの太陽は南中高度が低くなり、南十字星の高度に近づく。

⑤イエスは太陽神だった。
イエスは死後3日目に復活して生きながらにして昇天したとされる。
そしてイエスは太陽、イエスが磔になった十字架は南十字星、イエスが死後3日目に復活したのは冬至から3日目ごろより、太陽が再び上昇を始めることを比喩したものだとする説がある。
(実際には、太陽の南中高度は冬至から毎日少しづつあがりつづけるので、3日後から上昇をはじめるというのは、視覚的なものだろう。)
このように考えると、ミトラ教の冬至祭とクリスマスが結び付けられたことの理由が上手く説明できると思う。
太陽の木 と 月の木⑧ 天岩戸神話は冬至の衰えた太陽と、太陽の復活を表す? へつづく~
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太陽の木 と 月の木① 太陽は赤色ではなく、黄色
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