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カシオペア・北斗七星・北極星の呪術③ 璉珹寺(紀寺跡) 『女人裸形の阿弥陀如来』  

カシオペア・北斗七星・北極星の呪術② 新薬師寺 『おたま地蔵の股間に蓮のつぼみが!』  よりつづく~

奈良市西紀寺町 璉珹寺

璉珹寺 門 茉莉花
 
①女人裸形の阿弥陀如来

初夏の日差しの中、可憐な薄紫色の花が咲いていた。茉莉花である。
その薄紫色に誘われるように私は寺門をくぐった。

寺の名前は璉珹寺。
紀寺の跡とも言われ、女人裸形の阿弥陀如来立像を御本尊としている。
伝香寺の「はだか地蔵」、新薬師寺の「おたま地蔵」と同じく裸形のみほとけで、布で作った袴をはかせてあるのだ。
50年に1度、独身の女性によって袴が取り換えられるのだという。

http://naratour.blog.jp/archives/1028868554.html ←こちらのサイトに写真があります。

清楚な印象のみほとけで、門前の茉莉花とイメージがだぶる。

②璉珹寺の阿弥陀如来の袴の下はどうなっているのか。

璉珹寺の阿弥陀如来はなぜ女人とされているのか。
江の島の江島神社・妙音弁財天像にはセクシーな胸のふくらみがあるが、璉珹寺の阿弥陀如来には胸のふくらみはない。
とすれば、身に着けておられる袴の下、つまり股間にこの仏さまが女人であることを示すものがあるのではないか。

伝香寺 裸地蔵

伝香寺 はだか地蔵

伝香寺のはだか地蔵には陰蔵相(体内に男性のシンボルが納められている。)がついているということだった。
カシオペア・北斗七星・北極星の呪術① 伝香寺 『陰蔵相のあるはだか地蔵』 

新薬師寺のおたま地蔵の股間にははっきりと男性のシンボルをあらわしたものとわかる蓮のつぼみがついてた。
カシオペア・北斗七星・北極星の呪術② 新薬師寺 『おたま地蔵の股間に蓮のつぼみが!』 

それでは璉珹寺の阿弥陀如来の股間はどうなっているのだろうか。
もちろん袴をめくってみることはできないので、確認ができない。

③盛上げ

鎌倉市・延命寺に「身代わり地蔵」と呼ばれる像がある。
http://www.webchikuma.jp/articles/-/439?page=3 (サイト中ほど)

上記サイトはこの「身代わり地蔵」について、次のように記している。

い・堀口蘇山はこの像を北条政子像としている。
ろ・この像は関東大震災で破損し、その翌年、明珍恒男が修繕した。
は・修繕前の股間は「盛上げ」だった。
に・明珍恒男は「盛上げ」を再現せず、裸形の仏像によくある陰相も蓮花相にもせず、その部分に粘土をちびっとつけた。

文章の中でこの像には『人間的な女陰」があったと記されているので、「盛上げ」とは女陰をリアルに表現したものだと考えられる。

璉珹寺の阿弥陀如来の股間にも延命寺と同様の「盛上げ」つまり女陰をリアルに表現したものがついているのだろうか?

④渦巻きを巻くのが馬陰相、蓮花がついているのが蓮花相

また「他の裸形地蔵像のように股間に渦巻きを描く馬陰相にするか、蓮花をくっつけた蓮花相にするかで迷ったのだが、(http://www.webchikuma.jp/articles/-/439?page=3 より引用)」とある。

http://www.narahaku.go.jp/collection/658-0.html
上記リンク先、奈良国物博物館所蔵の阿弥陀如来は拡大して見ると、股間に蓮の花のようなものが見える。
これが蓮花相だろう。
(写真をクリックし、右上に表示されている+マークを数回クリックすると拡大します。)

また残念ながら今ぐぐってみても見つからないのだが、股間に渦巻きを描いた仏像を見た記憶もある。こちらが馬隠相だろう。

http://cotoba.sijisuru.com/Knowledges/disp?accept_lang=jp&Request=3&Select_Str=%E9%99%B0%E9%A6%AC%E8%94%B5&Select_Pos=0&Select_Cat=%E8%A8%80%E8%91%89&Select_Lang=jpn&Select_LG=0&PageNum=1

上のサイトには陰馬蔵(オンメゾウ)について「仏像などでは渦巻き状の模様が描かれている。」と説明があり、
 「陰蔵(オンゾウ)」,「陰蔵相(ソウ)」,「陰馬蔵相」,「陰蔵如馬王(ニョメオウ)」とも呼ぶ。」とも記されている。
馬陰相という言葉は出てこないが、どちらも渦巻きを描くというので、たぶん同じものだと思う。

(御存知の方、教えてください!)

⑤馬陰相が描かれた庭


そんなことを考えながら門を出ると、門にこんな張り紙が張られてあるのに気がついた。↓

璉珹寺 張り紙

張り紙に描かれているようなうず巻きがお庭の砂にも描かれていた。
これは馬隠相ではないのか?

璉珹寺-庭の渦巻き

●馬隠相は女形をあらわしている?

庭の渦巻きは右回りだった。
そして、赤ちゃんは生まれてくるとき、右回りに回って産道をおりてくる。

裸形の仏像の股間に描かれる渦巻(馬陰相)は女形なのではないだろうか。
そして蓮花をつけた蓮花相は男形なのでは?

璉珹寺の庭に渦巻きが描かれているのは、御本尊の女形の阿弥陀如来像の股間にこのような渦巻きがついているからではないか?

あるいは延命寺の身代わり地蔵のように、盛上げ(写実的に女陰を描いたもの?)になっているのかもしれないが
右回りの渦巻きは女性を表すとして、庭に渦巻きを描いているのかもしれない。

新薬師寺のおたま地蔵の股間には男根を思わせる蓮のつぼみがついていたが、これはを体内にしまい込まれていた蓮花(蓮花相)をひっぱりだした形ということで、そういう形に作られているのではないだろうか。

璉珹寺 石仏 茉莉花 

毎度、とんでも説におつきあいくださり、ありがとうございました!
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[2017/12/11 09:24] カシオペア・北斗七星・北極星の呪術 | トラックバック(-) | コメント(-)